第12話(最終回)「2人のストーリー」
(以下、感想・ネタバレあります)
花火、麦、早苗、最可、鳴海、茜。絡まりあった赤い糸は、
切れて解けて結ばれて、それぞれに新たな糸を紡ぎだす。
不器用すぎた彼らが、歪な恋の先に見つけた「本懐」とは――
11月ー
花火と麦の高校では文化祭の準備が進められている。
花火(もう「あったか~い」の季節か。
季節は流れる。私を置き去りにして…)
おにいちゃん(鐘井先生)が結婚の報告に花火の自宅へやってきた。
(ドラマだと花火は公園で鐘井先生に結婚報告の話をされる)
帰り道、花火はおにいちゃんと話しながら帰る。
(鐘井先生は茜に言われてコンタクトレンズに変えたらしい)
鐘井先生「式、来てくれるかな?花ちゃん?」
花火「うん、行くよ。当たり前じゃん。」
文化祭当日、花火はステージ係の担当になったが
時間までの間、1人で校舎をうろうろ。
ふと立ち寄ったファッションショーの出し物で、
モカ(鴎端のり子)がウェディングドレス姿でステージ上に立っていた。
文化祭のステージ係の合間、
サボって倉庫で休憩しているうちに眠ってしまった花火。
花火(1人は心地いい。1人は色んな事が見えてくる。
そうだ、だって、もともと1人だったんだから。)
麦のことを思い出す花火。
花火(じゃあなぜ、私たちはあの日、約束したんだろう。どうして?)
目を覚ました花火。
倉庫では麦も寝ていたらしく、2人は目を合わせる…。
花火(どうして、私たちは出会ったの…?)
そして3月にー
教室では皆川先生と鐘井先生の結婚祝い準備が行われていた。
花火「たかが先生同士の結婚で~超重労働じゃ~ん。」不満そう
花火が機材を片付けに行こうとした時、
クラスメイトの男子に声を掛けられ、花火に気があるような素振りを見せる。
そこに、やって来たのはえっちゃん(絵鳩 早苗)
えっちゃん「はいはい、そこまで。
花火は私のだから、うかつにアピールしないでくれる?」と花火を連れ出す。
えっちゃん「大丈夫、さっきのは冗談だから。」
花火「なんであんな…」
えっちゃん「まだしばらく、言い寄られたくないでしょ?」
花火「えっちゃん…ありがとう~」
ショートカットのえっちゃん…似合ってる♪
皆川先生と鐘井先生の結婚お祝い会。
花火の事を気にする鐘井先生を差し置いて、茜(皆川先生)が花火の元へ。
茜「ブーケトスよ。受け取って。」
花火「トスって投げてないじゃないですかぁ。」
茜「次は、取られちゃダメよ。」
花火「余計なお世話です~!」
放課後ー(学校の倉庫)
花火は「あの日」の約束を思い出していた。
麦との約束。
花火(君の熱に焦がれた。私たちがかつて交わした契約。
2人とも恋に破れた今、ねぇ、契約はもう無効?
それとも新しい契約をもしも結べるなら…)
もう、大丈夫
花火「麦も、よく頑張ったね。」
麦「おまえも。」
今までの分も、いろんな事を話した2人。
「決意」をした花火。
花火「私、麦に出会えて良かったなぁ。」
離れたくない。引き留めたい。終わりたくない。
でも、さよならー
「本物」を探すために生きていく…。
『クズの本懐』おしまい
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オープニング:96猫「嘘の火花」
エンディング:さユリ「平行線」
◆キャスト(声優)◆
安楽岡花火(安済知佳)
粟屋 麦(島﨑信長)
絵鳩早苗(戸松遥)
鴎端のり子(井澤詩織)
鐘井鳴海(野島健児)
皆川 茜(豊崎愛生)