クズの本懐
第11話「誰の記憶にも残らないで死にたい」
2017年3月30日放送分
「クズの本懐」動画配信中▲
(以下、感想・ネタバレあります)
「今日は鐘井先生の日♪」
茜(逢沢りな)と鐘井先生(水田航生)は2人で水族館デートへやって来た。
茜(私の方が求めてるみたいなこの状況って一体何なの?)
鐘井先生が「あの日」以来、自分を求めてこない事に不満そうな茜。
水族館で、偶然タクヤ(猪野広樹)と鉢合わせになる2人。
タクヤ「あれっ!茜じゃ~ん。超スーパー偶然!
ま~た新しい男。ホント男好きだよな。」
超スーパー偶然って何なんだ( ^ω^)チャラそう
「あんた、まともそうだから教えといてあげるけど
コイツまじで男好きのクソビッチだから。気を付けた方がいいよ。」
茜「鐘井先生、今の本当ですから。私、クソビッチなんですよ。
かなりハードル低く誰とでもヤリますし、
鐘井先生が思っているような清廉潔白な女ではないです。
たぶん私は、生き物として男好きなんだと思います。
だからいくら止められてもやめられないと思いますよ。
なので、デートはこれっきりという事でさようなら。(笑顔)」
水族館で、すごい会話(;^ω^)
茜の手を掴む鐘井先生。
鐘井「やめなくていいです。」
茜「え、それ…どういう意味ですか?」
鐘井「そのままの意味です。そんな事より、デートってもうこれっきりですか?」
茜(わからない…この人が何を言っているのか。
私はなぜ、この手を振りほどけないのか…)
ーーいつかの麦(桜田通)と花火(吉本実憂)の会話。
麦「茜さんは俺が変えて見せる。だからゴメン。」
花火「本気で人を変えたいなら、まず自分が変わらなきゃね。」
(麦の部屋)
麦「茜さん、デートがしたいです。空気読みません。
もう引き下がりませんから。俺ほんとは大人じゃないし、割り切ったフリしても
全然割り切れてないし。ほんとはめんどくさい奴なんです。
でも、それが好きって事だから…。」
茜「どこ行く?デート♪」
ーー新学期。
おにいちゃん(鐘井先生)に告白した花火。
えっちゃん(池上紗理依)との事もあり、どことなく居心地が悪い学校。
廊下で麦と顔を合わせるが、2人は会話することなくすれ違う…。
茜は鐘井先生と次のデートへ。
茜が出したデートの条件は一泊旅行。
自分を独占しようとしない鐘井先生の態度に疑問を持つ茜は、苛立ち聞く。
茜「鐘井先生、あれってどういう意味ですか?
だから~男好きなのやめなくていいってやつ。」
鐘井先生「好きでやってるんでしょ?だからやめなくていいですよ。」
茜「確かに私は好きでクソビッチやってますよ!
でも聞きたいのは、そっちがどう思うのかってこと!」
茜「私は、嫌がってくれないと嫌です!!」
茜(え、何言ってるの、私…)
鐘井「嫌がらないと嫌われちゃいますか?」
茜「はい…嫌いになります。」
鐘井「そっか…例えそうなっても俺は好きです。
皆川先生の事、好きなままでいます。」
無条件で好きになれるなんて…私には意味わかんないから…
なんで…
茜「なんで…私なんかの事好きなの?」
鐘井「好きの理由を説明するのは難しいんですけど、
好きな人がただ元気で生きててくれればそれで良いんです。
欲望ってキリがないんです。大切な人を傷つけるんじゃないかって。」
茜「それでもいい。だからもっと欲しがって…」
茜(もし傷ついたとしても、それが特別な傷なら、きっと私は強くなれる…)
ーー花火の元へ、おにいちゃん(鐘井先生)からLINEが。
「花ちゃん、明日ちょっと話せるかな?」
麦の元へは茜からLINEが。
麦(たった一度だけ、茜さんの本当の声が聞けたと思ったことがある。)
茜「私ね、最後は誰の記憶にも残らないで死にたいの。」
麦「じゃあ何で先生に?沢山の生徒の記憶に残っちゃうじゃないですか。」
茜「逆よ。先生になれば、みんなの記憶の中ではただの記号的な先生だもの。」
麦(茜さんは自分を何かに当てはめていないと不安なんだ。先生とか女とか。
でも本当は切実に、その枠から自由になりたいと願っているんじゃないか?
だったら俺が…どんなに時間がかかっても…)
クズの本懐 ネタバレ 台詞 セリフ ドラマ
展望台デートへやってきた茜と麦。
茜「麦ちゃん、私、結婚するの。決めたの。この感情、幻かも知れない。
だから確かめたいの、何年かかっても。
新しいこと、今までできなかったこと、試してみようと思う。」
麦「変われますか?」
笑顔で頷く茜。
麦(人は変われる。たった一人、運命の人が居れば…)
おにいちゃん(鐘井先生)に呼び出された花火も結婚の報告を受ける。
「おめでとう。良かったね、おにいちゃん」
茜と麦、デートの帰り道。
(アニメだと、このシーンは雨でした。)
ずっと茜を変えたいと思い続けてきた麦。
弱くて、ズルくて、「女」でなきゃられなかった茜は、麦の前にもう居ない。
そんな茜が好きだった麦は茜に向かって叫んだ。
「茜さん、前に誰の記憶にも残りたくないって言いましたよね?
あなたがどんなに忘れてほしいと願っても俺は絶対忘れません!」
茜「ありがとう。」
さよなら。先生
次回は、いよいよ最終回です。
実写版「クズの本懐」も配信中です。
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クズの本懐(実写版)ドラマ
<キャスト>
- 安楽岡花火 … 吉本実憂
- 粟屋麦 … 桜田通
- 鐘井鳴海 … 水田航生
- 皆川茜 … 逢沢りな
- 絵鳩早苗 … 池上紗理依
- タクヤ … 猪野広樹
- 芽衣 … 吉田志織
- 鴎端のり子(最可)… 志保
<エンディングテーマ>
さユリ「平行線」
<原作>
横槍メンゴ「クズの本懐」
(掲載 月刊「ビッグガンガン」スクウェア・エニックス刊)