物語のある生活

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「ザ・ノンフィクション」人殺しの息子と呼ばれて・・・について


movieotaku.hatenablog.com

 

昨日放送された

「ザ・ノンフィクション」人殺しの息子と呼ばれて・・・

反響がとても大きかったようですね。

関連のニュース記事を読みました。

news.mynavi.jp

 

フジテレビで今年の6月に放送された『追跡!平成オンナの大事件』

という特番で、北九州連続監禁殺人事件について放送されました。

その後、テレビ局に抗議の電話をしてきた人物が

北九州連続監禁殺人事件の犯人の息子(長男)。

 

番組プロデューサーの張江さんという方が直接やりとりをし、

「ごめんなさい。本当に申し訳なかった。」と息子に謝ったそうです。

謝罪されるとは思っていなかったようで、

それから息子と番組プロデューサーの電話でのやりとりは

一週間近く続き、息子はある決意をします。

「自分の人生をこのまま隠して生きるより、きちんと世間に伝えたい」

 

そんな息子の想いから「ザ・ノンフィクション」のインタビューを

受ける事になり、先日の放送となったようです。

インタビューは本人の声をそのまま使用。

顔の部分だけを隠し、上半身はテレビに映っていました。

見る人が見たら「あ、もしかして…」と気付くかも知れません。

そういったリスクも背負いながらインタビュー、テレビ放送を

承諾したという事は、よっぽど強い気持ちだったのかも知れませんね。

 

息子には、自身以外犯罪者の子供として"日陰"の人生を送ってきた

同じような境遇の持ち主に対して、自らがテレビに出て話すことで

「少しでも勇気を与えたい。1人で悩まないでほしい」

そんな思いもあったそうです。

 

息子の強い意志に対し、プロデューサーの張江さんは

「動きのある映像は撮れないけれど、

君の24年間の人生を1時間だけで伝えることはできないから、

一か八かだけど2週連続で放送する覚悟でやってみせる」と応えたそうです。 

     

「ザ・ノンフィクション」2週連続で放送されましたが、

インタビューは10時間にも及んだそうで、

放送されなかった部分もとても気になりました。

(もちろんすべてを放送できるわけでは無いけれど)

 

プロデューサーの張江さんは、この内容を日曜の昼間に放送することに

躊躇(ちゅうちょ)したそうです。

実際、視聴者の方からクレームもあったとか…。

 

昨日放送された後編では、息子に書かれた母親(緒方純子受刑者)からの

手紙が公開されました。

息子は母親の事を嫌って憎んでいたといいますが、

ずっと手紙を捨てずに保管していたことに少し疑問を感じていました。

この件に関して、張江さんとのやりとりもあったそうで・・・

「最初は私に『捨てたからもう無い』って言ってたんですが、

2回目に会った時にカバンから出して、

『これを煮るなり焼くなり使ってください』って渡してきたんです。

でも、封筒の破り方がひどくて、そこに彼の感情がものすごく表れていると思いました」と振り返る。

 

息子はインタビューの間に張江さんに対して、

いつの間にか敬語からタメ口に変わって話しています。

最近では電話のやりとりもあるそうで、

張江さんは彼を本名の下の名前で呼んでいるそうです。

 

今回の「ザ・ノンフィクション」は本当に色々考えさせられる内容でした。

様々な意見があると思います。

でも彼が、親と近い年齢の張江さん(今年50歳だそうです)という人に

出会えたことはとても良いことだったのではないかと思います。

 

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