物語のある生活

好きな作品、気になる作品など記録するブログです。

NHKスペシャル『東京リボーン』番組内容など

昨年12月に放送されたNHKスペシャルの

『東京リボーン』という番組を少し前に視聴しました。

気付いたら夢中になって見ていた番組です。

今月10日に第2回が放送予定なので、その前にブログに記録。

『東京リボーン』は、

大友克洋さんの「AKIRA」のシンボルキャラクターが登場し、

“ネオ東京”の誕生を見ていく番組。

「AKIRA」は読んだことなくて名前を知っている程度でした。

大友克洋さんが総監督ということで、

番組のタイトル映像がすごく凝っていました。

『東京リボーン』は6回のシリーズに分けての放送のようで、

第1集は「ベイエリア 未来都市への挑戦 」でした。

第1集の放送日は2018年12月23日(日)午後9時00分~9時49分

語りは、神田松之丞さん・松坂桃李さんが担当。

 

難しい感じの番組かなぁと思ったけれど録画しておいて良かったです。

『東京リボーン』第1集は、

2020年の東京オリンピックに向けて大改造が進んでいるベイエリア。

ベイエリアはオリンピック15の施設が集中しているエリア。

東京の中で最も広大に作り替えることができる街と

言われているそうです。

 

有明アリーナやアクアティクスセンターの建築の様子など、

とても見応えのある番組内容でした。

東京オリンピックのバレーボール会場となっている有明アリーナの

建設現場では、巨大屋根の大移動。

高層ビル4棟分もの巨大鉄骨をレールに乗せた大移動が行われました。

世界初の難工事だということです。

水泳の会場となっているアクアティクスセンターでは、

7000トンもある巨大屋根を一気に吊り上げる工事が行われました。

規模が大きすぎてピンとこないけど、とにかくすごい。

アクアティクスセンターは2020年1月完成予定。

間に合うのかな?

 

ゴミや土砂で埋め立てられた地域に、こんな建物ができるなんて…。

 

と、感心して見ていた部分が大きかったけれど、

『東京リボーン』を見ていて思ったもう一つの感想。

 

アクアティクスセンターのすぐ近くには、

昭和の名残が残っている都営辰巳団地があります。

都営辰巳団地は、今から約50年前に建てられた巨大団地。

空き部屋が目立つという事ですが、

今でもこの団地で生活をしている住民の方々がいらっしゃいます。

団地のすぐ近くにオリンピックの会場が建設されることには、

複雑な思いもあるようでした。

「生活環境がどこまで侵されるのか不安もある」と話していました。

 

さらに辰巳団地の近くには、数々のタワーマンションが建設されています。

番組ではベイエリアの花火大会(東京花火大会)の様子が映っていました。

以前、辰巳団地から見えていた花火が

今ではタワーマンションで隠れてしまい、

花火の音だけが聞こえるという、なんとも切ない映像でした。

タワーマンションの高層階に住む人は花火を見ながら「ウェーイ!」と乾杯。

一方、辰巳団地に住む人は、「全然見えやしない」

「高い建物が建って、こっちのほうが小さくなった感じ」

と残念そうに話していました。

あぁー…こういうの嫌だなぁ…。

 

仕方ないのかもしれないけど、「昔ながらのもの」は

もっともっと大切にしてほしいと思っています。

 

「ベイエリア 未来都市への挑戦 」

2020年に向け、東京の大改造が進んでいる。

戦争からの復興、高度成長期に続く、3度目の大変貌である。

世界も東京の都市改造に注目している。

先進国のトップを切って、「超高齢化」「低成長」の試練に直面する日本の首都・東京の街づくりは、先進国の巨大都市が今後取り組まざるをえない、都市開発のショーケースでもある。

シリーズ 「東京リボーン」では、巨大開発の壮大なスペクタクルの中に、人々の頭脳戦、人間ドラマを織り交ぜながら、6回シリーズで描いていく。
第1集は、15のオリンピック施設が集中するベイエリアを取り上げる。バレーボール会場となる「有明アリーナ」と水泳会場となる「アクアティクスセンター」は、いずれも災害対策と省エネを極限まで追求した巨大建築。

前代未聞の建物だけに、工法も世界でも画期的なもの、工事は難航を極める。

ふたつの究極のエコスタジアムの巨大天井取り付けの一大スペクタクルを軸に、未来都市への実験満載のベイエリアの大変貌を描く。

 

『東京リボーン』第2集は、「巨大地下迷宮 」

2019年2月10日(日)午後9時00分~9時49分 放送予定となっています。

楽しみです。

東京の大変貌を記録するシリーズ「東京リボーン」。

第2回は、拡大を続ける東京の地下世界を描く。
東京の地下の集積度は世界一と言われる。

13の地下鉄路線が複雑に交差し、電気・ガス・水道・通信などの地下トンネルすべてをつなぎ合わせると、その長さは実に地球3周分になる。

狭い東京にとって、地下は唯一のフロンティアである。

その東京の地下世界が2020年に向け、さらに膨張をしている。
なかでも東京駅周辺は、ビルとビルが、駅と駅とが、網の目のようにつながり、迷宮化している、NHKでは、誰も全貌をつかんでいない巨大地下空間を、国やJR、東京メトロなどのデータを元に立体的に視覚化した。そこから浮かび上がるのは、効率を極め、災害に耐えうる街を目指す東京の進化である。
東京メトロ銀座線改修工事、日比谷線虎ノ門ヒルズ新駅の建設工事に密着し、既存施設の迷宮の隙間を縫い、東京特有の地下水と軟弱地盤など様々な困難に直面しながら、人知れず進む東京の地下大改造の全貌を描く。

 

大友克洋さんの作品「AKIRA」の舞台は2019年の東京、“ネオ東京”。

翌年の2020年には東京オリンピックが開催される設定で、

東京の未来の姿を予言していると言われているマンガだそうです。

すごい…

非日常的な(?)作品って普段読んだり見たりしないけど、

『東京リボーン』見たら「AKIRA」に興味が出てきました…。

 

(番組のカテゴリーは「ドキュメンタリー番組」で良いのか?)

www6.nhk.or.jp