物語のある生活

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ザ・ノンフィクション「39歳、頑張らない生き方。」内容&感想

ザ・ノンフィクション

「39歳、頑張らない生き方。」

2019年1月20日(日)放送分

語り:YOU

 

今回の主人公は、東京銀座でカレー屋を営んでいる39歳の女性。

堀井 悠(はるか)さんです。

高級クラブが立ち並ぶ銀座の7丁目界隈。

堀井さんがこの場所でカレー屋を始めて、もう5年が経ちます。

 

「はるかなるカレー」

この店は、知る人ぞ知るスープカレーの専門店です。

店のメニューは1000円のカレー1種類のみ。

(追加トッピングあり)

はるかさんの地元、新潟県長岡市で獲れた野菜を

ふんだんに使った、ボリューム満点の絶品スープカレーです。

大山鳥と雑穀米、新鮮な野菜がたっぷり。

野菜は、はるかさんの実家から送ってもらうそうです。

 

番組が、はるかさんと初めて会う約束をしたのは2018年の夏。

「はるかなるカレー」が入っている雑居ビルの前で待ち合わせ。

ですが、約束の時間を30分過ぎても現れません。

LINEで「目の前までタクシーで行きます。暑すぎて」と連絡があり、

ようやく到着したはるかさん。

 

そして、店を手伝ってくれている友人と開店準備を開始。

準備が整った頃、店のFacebookに「オープンしました」と投稿します。

外に出す「はるかなるカレー」の看板には11時半開店と書いてありますが、

既にお昼の12時です。

12時過ぎに開店し、早速お客さんが。

客の8割は常連客なんだそうです。

 

ビールを注文したお客さんと一緒に、ビールを飲むはるかさん。

昼間から飲んで仕事をするという、はるかさん流のスタイル。


はるかさん、またまたFacebookに何か投稿したようです。

そしてその投稿を見たというお客さんがやってきました。


店のフェイスブックには、「はるかなるカレー」を絶賛する

書き込みが大半ですが、中にははるかさんのやり方への批判も。

常連客ばかりだということ、時間がかかること、

愛想が良くないことなどなど…

厳しい意見も投稿されているようです。

12時過ぎているのに開かないから5分後にノックしたら、冷たい目でみられた!空間が狭すぎる!寒いのに入り口は開けっ放し。

野菜を揚げているから油っぽさがお腹にたまる。

銀座は、千円出せば、もっと美味しくて、愛嬌がある店は沢山あります。

 

店の開店時間が11時半となっていますが、

はるかさん、「やっぱりもう少ししてからオープンします」と

Facebookに投稿して、結局16時にオープンすることも…。

さらに、はるかさんの気分次第で店がお休みになることもよくあるんだとか。

こんな調子で大丈夫なのでしょうか…!?

 

夕方、酔っぱらってしまった悠(はるか)さん。

常連客が帰ろうとすると「これ片付けて」「看板下げてきて」

こんな状態で、お客さんが食事をした後に手伝っている光景が。

常連客の方々は、

「いつも通りですよ」と笑って対応してくれているようですが…。


はるかさんは、「もう仲間」と笑っていました。

お客様に迷惑をかけているけれど、

自分の店だし、許してくれる人たちだけが集まっていると言います。


新潟県長岡市

はるかさんは、実家に店の常連客を招いて、

長岡を楽しむ一泊二日の夏休みイベントを開催していました。

日本三大花火の一つ、長岡花火の会場へ行き楽しみました。

常連客の方々は大迫力の花火に感動。

そんな中、はるかさんは酔っぱらって寝てしまっていました。

常連客の恒吉さんに足をマッサージさせて…。


それから数日後。

東京に戻ってきたはるかさん。

なんだか機嫌が悪そうで、聞いてみると体調が悪いそう。

番組スタッフが「暑いですね」と話しかけても無言のはるかさん…。

既にお昼の12時を過ぎていますが、お店はまだオープンしていません。

店の外にはお客さんが待っていたので、店の中へ通します。

急いで準備をする悠(はるか)さん。

この日は常連客の居ないランチタイムでした。

 

閉店後も番組スタッフはカメラを回し続けていました。

すると、はるかさん

「撮られてるから、あ~疲れた~とかできない」と

溜息を洩らしました。

気取らず自然な姿を見せてほしいと伝えますが、

はるかさんは「う~ん」と難しい表情を見せました。

実は、はるかさん以前にもテレビの取材を受けたことがあるそうで、

テレビ放送後にいたずら電話があったりと、嫌な経験をしたと話します。

 

では、「なぜテレビの取材を受けるのか?」という質問には

「おじいちゃんに観てもらいたいから」と話すはるかさん。

 

ある日、はるかさんが突然語り始めました。

実家(新潟県長岡市)へ引越しして、

実家から銀座の店へ新幹線で通勤すると言うのです。

家族と一緒に居たいし、常連客のためにも「はるかなるカレー」で

カレーを作り続けたい。

そんな思いで引越しを考えている様子のはるかさん。

 

その後、はるかさんと待ち合わせ。

昼間から飲んでいたようで、酔っぱらっている様子。


はるかさん、実はバツイチ。

性格の不一致で3年前に離婚を経験しているそうです。

その時のことを話し始めましたが、ふと我に返ったかのように

「この空間好きじゃない」とカラオケ店から出ることに。

なかなか、思うようにこちらのペースにはなりません。

 

はるかさん、離婚した時の不安を忘れることができずにいました。

常に常連客に支えられている、はるかさん。

 

カラオケ店の次に向かった店で話の続きをする約束でしたが、

店で常連客とばったり。

高級シャンパンをプレゼントされ、大盛り上がり。

 

その後は友人を誘ってお寿司屋さんへ。

すっかり、はるかさんのペースです。


結局、話を聞くことができませんでした…。

 

はるかさんの店の常連客に、気になるお客さんが居ました。

小山勝久さん、37歳。

千葉県から店に通うサラリーマンです。

小山さん、お昼過ぎにやってきて閉店まで居続けます。

実は小山さん、37歳になりますが、

これまで一度も友人を作ったことが無いそうです。

幼いころ、体が弱いことでいじめられた経験があると話してくれました。

今の小山さんにとって、悠(はるか)さんだけが

気を許せる存在なんだとか。

いつも美味しい物を探して手土産で持っていき、

月に2回ほど、「はるかなるカレー」で過ごす小山さんです。

 

2018年 秋

はるかさんの引越し計画が本格的になってきました。

実家の隣にある納屋を改造して自分の部屋を作る予定でしたが、

思っていたよりも費用がかかってしまうので、

常連客の建築家である鈴木さんに現場を見てもらうため、

一緒に長岡の実家へ向かいました。

リフォームの見積額は800万円。

その他に足りていないキッチンなどをプラスすると1000万円以上に。

500万円以内と考えていたはるかさん、大ピンチです。

 

高齢の両親と祖父を心配している悠(はるか)さんは、

大好きな家族と一緒に居たいから実家への引越しを決めたのです。

 

常連客の鈴木さんを交え、地元の施工会社と打ち合わせをし、

1000万円かけてでも納屋をリフォームすることを決めました。

 

はるかさん、将来の不安について話し始めました。

「今後、結婚するかどうかはわからないけど子供は欲しい。

でも子供を産んだら大変なんだろうなーと思ってるくらい。」

 

久しぶりに家族水入らずの夕食ですが、

はるかさんが1000万円かけて納屋をリフォームすることに、

祖父も父親も反対していました。



この日、カメラの前で初めて涙を流した悠(はるか)さん。

しゃべり過ぎてしまったと思ったのか、この後しばらく

会う約束ができませんでした。

 

そして2018年11月、久しぶりに会ったはるかさん。

最近、店を手伝ってくれている友人にカレーの作り方を教えているそうです。

「自分以外の人がカレーを作れるようになってきて、

誰かにちゃんと教えるのもいいかなと思えてきた」と話します。


長岡への引越しを決めたはるかさん。

 

新幹線通勤の方法は、1人で頑張るのではなく

いつものように仲間に手伝ってもらいながら。

39歳、はるかさんの頑張らない生き方。

 

<おわり>

 

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movieotaku.hatenablog.com

 

はるかさんが常連さんに支えてもらっていることに感謝をしているのが

伝わってきたし、人との繋がりは大切だと思う。

けれど、時間を守らなかったり(開店時間だけではなく待ち合わせも)

酔っぱらって仕事をするのはどうかと思う。

スナックやキャバクラじゃないんだから、

昼間からビール飲みながらっていうのはどうなの?

 

テレビ取材を受けて嫌な思いをしたと言っていたけれど、

あれほどの自分のペースに巻き込むなら取材受けないでほしい。

というか、失礼じゃない?

酔っぱらったり、約束をスルーしたり。

 

テレビで放送されていたカレーは美味しそうだったけど、

テーブルにはペットボトルのお茶がそのままドーンと置いてあったり、

仕方なくおしぼりを出す感じとか見たら、お店に行きたいとは思えませんでした。

 

そして、「結婚しないけど子供は欲しい」という発言は、

以前の「あっちゃん」を思い出しました…。