物語のある生活

好きな作品、気になる作品など記録するブログです。

NEWSな2人「夜の繁華街を彷徨う少女たち…」

NEWSの小山慶一郎&加藤シゲアキの番組

『NEWSな2人』 

 

2018年11月30日(金)放送分

 

今回のテーマは夜の街を彷徨う少女たちの現実。

 

昨年、警察に

家出などで行方不明届けが出されている未成年の数は約1万7千人。

 

家出少女がSNSを利用し、

児童買春や犯罪に巻き込まれてしまうケースも増えています。

未成年が事件に巻き込まれた件数は、1年間で13万件も。

 

東京新宿に、ひときわ目を引くピンク色のバスが。

新宿の区役所通りにやってきたNEWS加藤シゲアキ。

このピンクバスの中には、

無料の化粧品や避妊具、生理用品、衣類などが置いてあり、

生活に必要な物品が無料で貰えるそうですが・・・

 

このピンクバスの正体は??

 

改装されたバスを使って、

外のテントではご飯を食べることができる10代少女向けの

無料カフェなんだそうです。

(食事代も無料!)

 

夜の街を彷徨う、

行き場のない少女たちの居場所を作りたい。

そんな思いで、無料カフェを始めたという

一般社団法人Colabo(コラボ)代表の仁藤夢乃さん、28歳。


10代の少女でも入りやすいように、

バスの色は明るいイメージのピンク色にしたそうです。

 

全てが無料ということで、運営費はどうしているのか?

 

ほとんどが、この活動に共感してくれている人たちからの寄付。

その他に、企業や団体からも助成金が出ているといいます。

 

仁藤さん自身も、15、6歳の頃

家に帰れず夜の街を彷徨った経験があるそうです。

両親は喧嘩を繰り返しており、

家には居づらくなり家出を繰り返しました。

お金が無い時はビルの屋上で寝たり、

段ボールを敷いて過ごしたこともあったとか。

 

このピンクバスにやってくる少女たちは、どんな子たちなのか?

 

制服を着た女子高生らしき女の子2人組。

2人はTwitter(ツイッター)を通じて知り合ったと話します。

 

ピンクバスで初めて会ったという少女3人組は、

ツイッターを見てピンクバスの存在を知ったそうです。

今、SNS上で友達を探している若者も増えてきているようです。

〔#友達募集〕や〔#話し相手募集中〕など、「ハッシュタグ」を付けて

コメントを発信すると、同じような人と繋がることができます。

共通の趣味を持つ友達を探すには便利な機能だと思います。

 

ですが、〔#家出少女〕や〔#神待ち〕などのハッシュタグもあり、

このようなハッシュタグから児童買春や犯罪などに

巻き込まれてしまうケースも増えているのが現状です。

#神待ち(ハッシュタグ 神待ち)とは

ツイッターなどのSNSで泊めてくれる人を探す際に使用される言葉。

家出中です。行く場所がありません。

〇〇付近で泊めてくれる人居ませんか?

#神待ち

 このような感じで使用して発信します。

 

コラボでは、〔#家出少女〕や〔#神待ち〕などのハッシュタグを

探っている子の目に留まるよう、

ピンクバスの存在をSNSで発信しています。

 

ピンクバスに来ていた少女。

「なんで家に帰りたくないのか」という質問には、

「ちょっと…」と苦笑いをしている様子の少女。

 

親の虐待など家庭の問題を抱えている子など、

様々な理由を持った少女たちが、このピンクバスを利用しています。

 

ピンクバスのカフェは夜10時まで利用できますが、

それでも事情があって家に帰れない子たちには、

必要に応じて宿泊先の確保や、シェルターで保護する場合もあるそうです。

(シェルターとは、DVや児童虐待などの被害者を保護する施設)

 

仁藤さんが運営するColabo(コラボ)も

各地にシェルターを持っています。

利用する人が安心できるように、住所などは非公開だそうです。

17歳の少女は、1~2ヶ月前にシェルターへやってきました。

親から暴力を受けており、

中学3年生の時には籍を抜かれてしまったと話します。

施設に入ることになったけれど、

生活に馴染めず逃げ出してしまいました。

家出している間、

当時の彼氏との子供を妊娠したけれど流産してしまったそうです。

彼氏に逃げられてしまい、体調不良が続いた智子さん。(仮名)

ネットで調べ仁藤さんの存在を知り、助けを求めました。

 

絵里さん(仮名・21歳)は、

いとこの父親から性的虐待を受けていましたが、

周りの大人に相談しても信じてくれなかったと話します。

辛い経験の中、絵里さんは仁藤さんが書いた本と出会い、

コラボでお世話になることになりました。

 

コラボのピンクバスは、月に4回

東京新宿と渋谷で活動をしているそうです。

 

自分ではどうすることもできない家庭の事情などもあると思います。

いじめ問題など、学校の問題もありますよね。

そんな様々な問題を抱えた若者(少女だけじゃなく)が

1人で抱え込まずに済むようなきっかけ、

場所などがもっと増えていくと良いと思います。

SNS上で発信できるのは良いことだけど、

そこに目を付けた「悪」も存在しているのが事実なので、

そういう部分ももっと広まったら良いと思いました。