東京女子図鑑
第七話(21分)
幸和との甘美な関係に自ら「別れ」を選択したにも関わらず、幸和のそっけない幕引きに納得できず鬱々とした時を過ごしている綾も、33歳。
同期の友人たちがみんな母になっていた衝撃から、人生のゴールを「結婚」へとセットし、結婚相談所に登録する。
そこで「まあ、悪くはない」夫・真人と出会い、銀座で一人前の女性として闊歩していた綾は、次なる場所として「豊洲」へ。
全てが完璧な白馬の王子様なんていない。
現実は妥協と自らへの説得で築かれてゆくものだ。
そんな「悪くない日々」に身を委ねる綾だった。。。
(以下、感想・ネタバレあります)
人生のゴールを「結婚」にした綾は結婚相談所へ登録し、婚活パーティーへ参加。
同期が既婚者となった今、合コンも開催されず。
“引く手あまた”のはずが、綾はどの男性からも声がかからず。
家庭を持ちたいという男性は、女性の年齢を第一に考えるそう。
さらに、綾の服装は男性受けしない
バリバリ働くキャリアウーマン的な感じらしい。
男性への条件が30代・年収一千万・身長170cm以上だった綾は、
条件を下げ、さらに服装を見直した方が良いと
結婚相談所のスタッフからアドバイスを受け落ち込む。
呉服屋の店主の奥さんに「ご主人、浮気していますよ。」と告げたが、
幸和の奥さんは全く動じず。
・・・奥さん自身も若い男と浮気しているんだって(;^ω^)
綾が、ふと立ち寄ったバーで一人で飲んでいたのは元読モの美愛。
美愛は隆之と離婚していた。
結婚してから「自分は花屋さんになりたかった」と思い出した。
結婚後、妻のやりたいことを第一に考えてくれる男こそが
最高の結婚相手なんだと気付いた。
そして綾は結婚したらしい。(何年後の設定だ?)
結婚相談所で3か月に30人くらいの男性と会い、今の夫と出会った綾。
「妻になる人にも夢や目標を持っていて欲しいですね。
その人がそれを叶えることを、僕自身の夢や目標にしたいんですよ。」
と語る綾の夫・真人。
37歳で豊洲にタワーマンションを購入しており、
綾と共働きで世帯年収は額面1千700万円。
「白馬に乗った王子様なんていない。」
東京に上京してきたころ、
六本木ヒルズを見上げて「セレブの缶詰だ」と言ってたいたけれど、
豊洲は「中流ファミリーの缶詰」なんだとか。
夢見ていたロマンティックな生活は諦めて割り切った部分があるのかな。
幸せって何なんだろう。。。
周りを見たら自分よりも良く見えることは沢山あります。
でも、比べても仕方ないんですよね。
幸せだけど、どこか物足りない感じがするのは何故だろう。
「悪くない」けど・・・?
<第七話キャスト>
麻美 宮崎夢子
清瀬ひかり 他
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