物語のある生活

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ザ・ノンフィクション「歌舞伎町で生きる~26歳・沙世子の場合~」

ザ・ノンフィクション

「歌舞伎町で生きる~26歳・沙世子の場合~」

2018年12月16日(日)放送分

語り:辺見えみり

 

今回の主人公は、新宿歌舞伎町で接客業をする沙世子。

年齢は26歳。

(ザ・ノンフィクションが出会ったときは25歳)

 

沙世子は、歌舞伎町で店のママをしています。

お店をオープンして2年が経ちますが、

沙世子は店で働いている子たちの扱いに頭を悩ませていました。

 

沙世子ママの店は「LP TOKYO」という名前で、

キャバクラでもクラブでもない、

お客さんが気軽に楽しめるカジュアルな店づくりを心掛けました。

開店時間は夜の8時。

この店では、総勢30名のキャストが接客を担当しています。

沙世子自らも接客を担当し、

お客さんからは盛り上げ上手だと評判です。

沙世子は店を始める前、歌舞伎町で売れっ子のキャバ嬢でした。

今から2年前、飲食店を経営する知り合いに見込まれて、

23歳の時に店のママを任されました。

 

沙世子ママ、閉店後に売り上げの確認をしていました。

この日は、売り上げを上げられずにいる、

自分よりも年上のキャストにどうやる気を引き出せば良いのか

難しい答えを迫られることになります。

年上のキャストとは、オープ当初から働いているコウさん。29歳。

コウは、成績が上がらない自分を責めていました。

「自分が情けない…」と沙世子の前で涙を流します。

 

なかなか指名が取れないコウに、アドバイスする沙世子。

話し込んでいるうちに時間は午前3時。

沙世子の携帯に着信がありました。

電話の相手は、店に来てくれた常連のお客様からのお誘いでした。

アフターに、コウも一緒に行くことに。

お客さんとカラオケバーで盛り上がり、

沙世子は午前4時にシャンパンをいただきました。

 

沙世子は最近引っ越しました。

タワーマンションの高層階で、間取りは1LDK。

家賃は20万円以上。

沙世子の給料は歩合制で、同い年のOLよりもはるかに稼ぎます。

ですが、最近体調があまりよくない様子の沙世子…。

食事は外食ばかりですが、自炊もたまにするようにしているといいます。

 

沙世子は福岡生まれ、東京育ち。

両親と弟の4人家族です。

高校卒業後に進学した大学は半年で中退し、

歌舞伎町のキャバクラ嬢として働き始めました。

 

親から反対されても、沙世子はこの仕事に誇りを持っています。

夜の世界で成功したい。

これを目標にして、沙世子は頑張ってきました。

 

20代で店のママを任された沙世子。

キャバクラ嬢時として働いていた時よりも、多忙な日々が続いていました。

そんな沙世子を支えてくれる、店のスタッフとキャストたち。

店のキャストは、昼の仕事と掛け持ちをしている人も何人か居るようで、

シフトを決めるのには一苦労だそうです。

いつの間にか店に来なくなる女性も居ます。

 

沙世子の店に3か月前に入ったばかりの新人キャスト、

ユリさん、20歳。

沙世子と同じように、

「自分が商品で、そこにお金を払って、

それが結果となって見える世界はすごく魅力的」そう話していました。

 

LP TOKYOでは月に一度、定例会が開かれます。

キャストの指名や同伴、売り上げなどのトップ3を表彰します。

 

この日、期待の新人キャスト、ミサキ(25歳)は

5つもの部門で表彰されました。

沙世子は、ミサキの今後の活躍に期待していました。

 

夜の世界では、売れっ子キャストが

他店に引き抜かれることも珍しいことではありません。

5つの賞を受賞していたミサキは、他店から誘いを受けていました。

六本木の高級クラブに体験入店していたミサキ。

水商売の経験が浅いミサキは、

正式にクラブに移るかLPに残るか悩んでいました。

 

高級クラブで接客を学べることと、

好待遇だったことに揺れているミサキ。


当面、ミサキは沙世子の店に籍を置きながら六本木のクラブで

体験入店を続けながら結論を出すことにしました。

 

ミサキの気持ちもわかる。応援したい気持ちもある。

けれど、ショックを受けていた沙世子ママ。

 

7月には浴衣イベントが開催されます。

前日になって、沙世子の元にメールが届きました。

沙世子を慕っていたユリからのメールでした。

「しばらくの間お休みします」という内容です。

 

さらにトラブルは続きます。

昼間モデルの仕事をしているキャストが

浴衣イベントの日に出勤しましたが、肝心の浴衣を忘れてしまいます。

突然「当欠だと厳しいですか?」と聞く上に、

「浴衣を着ると疲れてしまい、明日のモデルの仕事に差し支える」と

言うキャスト。

沙世子ママは「みんなにも迷惑がかかるから」と注意しましたが、

結局、このキャストは当日欠勤することに。

このキャストを含め、

大事な浴衣イベント当日に欠勤するキャストが3人も出てしまいました。

 

少ないキャストの中、なんとか乗り切った沙世子ママ。

閉店後、ゼネラルマネージャーの赤澤さんと

キャストの管理について話し合いました。

若くてスタイル抜群のユリ。

沙世子は、急に休むと言ってきたユリが気になっていました。

キャストを管理し、店に定着させることはとても大変です。

沙世子は、ユリが他店へ移ったのではないかと感じていました…。

 

月曜から土曜まで毎晩飲み続ける沙世子ママ。

体重も増え、疲れも貯まっている様子。

閉店後に店で寝入ってしまうことも多くなりました。


8月には開店2周年の記念イベントが控えています。

沙世子は1本3万円~10万円のシャンパンを50本用意しました。

 

大事なイベントの前に、沙世子は歌舞伎町のクリニックを訪ねました。

アルコール対策の点滴を打ちに来たのです。

 

2周年記念の大イベントは3日間開催されます。

ひたすら飲み続ける沙世子。

実はLPには、お酒に強いキャストがあまり居ないのです。

営業終了後、沙世子は潰れてしまいました。 

イベント2日目も、沙世子はクリニックで点滴を打ってきました。

潰れた翌日も、飲み続けます。

 

イベント最終日は着物姿の沙世子ママ。

閉店後には嬉しい知らせが待っていました。

過去最高の売り上げを記録したのです。

 

嬉しい知らせの反面、沙世子の体調は優れず、

クリニックからは血液検査を勧められています。

しかし健康管理は後回しで9月のバースデーイベントを迎えます。

沙世子ママ26歳を祝うイベントです。


この日沙世子は、お酒があまり進みません。

そんな沙世子ママを助けようと、

六本木のクラブから誘いを受けていたミサキ。

ミサキは、今後もこの店で働く意思を固めました。

オープンからのキャスト、コウも頑張っていました。

お酒に強くない2人。

それでも、お酒を飲んで沙世子ママを支えます。

 

そして閉店後、ミサキは潰れてしまいました。

ダウン寸前の沙世子は、マネージャーの赤澤さんに何かを渡しました。

それは、店を辞めたあるキャストからの手紙でした。

送り主の名前は秘密です。

その手紙を大事に持ったまま、沙世子は眠りにつきました。

 

そして、ようやく沙世子は血液検査を受けに行きましたが、

特に問題はないようです。

ひと安心した沙世子。

 

自分の魅力が数字に表れる夜の世界。

踏ん張れば、きっといい景色が見えてくる。

沙世子は、これからも大好きな歌舞伎町で生きていきます。

 

<おわり>

 

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【フジテレビオンデマンド】

PCはもちろん、スマホからも視聴できますので

気になった方は是非チェックしてみて下さい。

 

「ザ・ノンフィクション」バックナンバーはこちらの記事へ▼

movieotaku.hatenablog.com

 

【番組を見ての感想】

沙世子ママ、26歳の若さですごいなぁ。立派。

 

それに対して、モデルと掛け持ちで仕事をしているというキャストは

大事な浴衣イベントの日に浴衣を忘れた上に

「当日欠勤したい」「浴衣着ると翌日のモデルの仕事に差し支える」

そんなことを簡単に言っていて、沙世子ママとの温度差を感じた。

仕事なんだから、もっと考えて発言するべきだと思うなぁ。

こういう人って、どれだけ迷惑がかかるのか考えてない。

自分のことばっかり。

 

人の出入りが激しい分、「もう来なくていい!(怒)」なんて

きつい言い方はなかなかできないのかも知れないけど。

メールでいきなり「しばらく休みます」っていう人も居たけど、

(しかも出勤直前に)こういう子増えてるのかな?

LINEやメールで送って、連絡したからOKみたいな!?

うーむ…。

 

お酒に弱い人でも夜の仕事をしている人って多いのかなぁ?

ザ・ノンフィクションで、酔いつぶれてしまって

お店で寝ている人を何人か見た事がある。

しかもなんかその画が怖いんだよねぇ…。

 

次回のノンフィクションはホストの回。

ザ・ノンフィクション 「兄と弟 ホストNo.1争い」

2018年12月23日(日)13:30~14:25

楽しみ。

(放送時間が13時30分スタートのようです)

movieotaku.hatenablog.com