物語のある生活

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ザ・ノンフィクション「期待して 裏切られて 傷ついて 泣いて」前編

ザ・ノンフィクション

2018年10月14日(日)放送分

「期待して 裏切られて 傷ついて 泣いて」前編

語り:内藤裕子

 

今回の主人公は女性歌手の蘭華(らんか)、39歳。

18歳で歌手になることを夢見て上京。

35歳でようやくメジャーデビューできた遅咲きのシンガーソングライターです。

39歳という年齢。これまで、

恋愛や結婚も後回しにして人生のすべてを音楽にかけてきました。

 

そんな蘭華と一緒に戦う同士が2人います。

一人は大手レコード会社など経て独立した

所属事務所社長の水島秀昭さん、56歳。

夢は蘭華をスターにすること。

 

そしてもう一人は音楽プロデューサー歴40年の柿崎譲志さん。

63歳です。

音楽業界では名の知れたプロデューサー。

 

蘭華は所属事務所の一画を間借りして暮らしていました。

蘭華が思い描いていたのは華やかなメジャーデビュー。

「自分が目指していた世界って、こんなんだったんだって思いました。」

しかしイメージとはかけ離れた現実の日々…。

 

蘭華はカラオケが大好きな少女でした。

上京後の23歳の時、大手プロダクションに所属。

自主製作などでCDを4枚リリースしますが思うようにはいかず。

そんな中、2人と出会いました。

蘭華は水島社長の事務所へ所属。

そして36歳の時、メジャーから『東京恋文』をリリース。

「輝く!日本レコード大賞」の企画賞を受賞することができました。

しかしヒットはせず、レコード会社は次の契約をしませんでした。

それから2年、CDを一枚も出せていません。

厳しい世界です。

 

今年こそ、メジャーから新しいアルバムを出したい。

新しいアルバム制作が始まります。

 

蘭華は島根県出雲市に向かっていました。

出雲には、蘭華の大好きなおばあちゃんが居ます。

 

蘭華のおばあちゃんは101歳。

福建省で生まれた中国人です。

蘭華は、おばあちゃんに向けた歌を作り始めます。

メロディーに合わせて詞を書いていきます。

 

17歳で愛されて子供が産まれたの

19の時 あなたは私を置いていった

知らない国へ行った

 

段々と歌詞ができあがっていきます。

出雲に居る期間は一週間。

その間、蘭華は水島社長からの連絡を待っていました。

レコード会社コロンビアが新しいアルバムを出してくれるか

最終決定を出す日でした。

すると蘭華のもとに、水島社長から

「悔しい、コロンビアの件、胃が痛い。」という内容の

メッセージが届きました。

 

「胃が痛いとは?」と返信しましたが連絡が来ないので、

蘭華はしびれを切らして社長に電話をかけます。

すると、結果はまだ来ていなかったようです。

自分が歌詞を書いているときに、ネガティブな内容を送ってこないでほしい。

蘭華はハッキリと伝えました。

 

蘭華は出雲大社でレコード会社が決まるよう願掛け。

「結婚しようと言ってくれた彼も居たけれど、

ずっと断ってきたのは自分が夢を追いかけて上京してきたから。

恋愛しにきたわけではないので。」

蘭華は、結婚も後回しにして夢を追い続けていました。

 

結局、レコード会社からの朗報は届かず…。

 

2月末、レコード会社が決まっていない中、

蘭華はレコーディングを開始しました。

年末の賞を狙って、9月くらいにはアルバムを出したいと考えていました。

 

スタジオ代や楽器演奏者のギャラなど、水島社長が負担しています。

レコード会社が決まらなければ大赤字です。

レコーディングを終えると終電が過ぎた時間。

タクシーで帰る余裕はありません。

3人はファミレスへ。

 

63歳になる柿崎プロデューサー。徹夜はしんどい年齢です。

柿崎プロデューサーは、

「もうこれが最後のアルバムプロデュースになると思う。」と

話し始めました。

突然の引退宣言でした。

 

「蘭華の曲をヒットさせたい!」

それが原動力となっている柿崎プロデューサー。

3人の夢を掛けた、蘭華のアルバムです。

 

3月になってもレコード会社は決まらず、蘭華は焦っていました。

101歳のおばあちゃんに捧げる曲。

なかなか思うように調子が出ない様子です。

精神的に疲れてしまい、声にも疲れが出ている蘭華…。

 

 「やらなきゃいけないってわかってるけど、

モチベーションが上がらない」

 

そんな蘭華を心配している水島社長と柿崎プロデューサー。

無事にレコード会社が決まれば…。

 

ある日、夜行バスに乗って大阪へ向かう蘭華の姿がありました。

 

水島社長は、とある会社の担当者と名刺交換を取り付けました。

蘭華の曲を聴いてもらい、CMタイアップを狙います。

担当者には好感触。

地道な活動を続けていきます。

 

柿崎プロデューサーも大阪に駆けつけました。

一体、大阪で何が始まるのでしょうか。

 

3人がやってきた場所には、なんと日本屈指のギタリスト

押尾コータローさんの姿がありました。

押尾さんは蘭華さんのライブを見た事があるそうです。

 

『悲しみにつかれたら』という曲で押尾コータローさんが

ギターを担当し、レコーディング開始です。

この曲は蘭華の歌声と押尾コータローさんのギターのみ。

 

レコード会社の話が白紙になってから2か月。

レコーディングは進んでいるものの、

まだアルバム発売のレコード会社が決まりません…。

 

プライドを捨てて、

インディーズからのリリースも考えなければいけないのかなぁ

と思うようになったといいます。

 

蘭華の新アルバムリリース、

レコード会社は無事に決まるのでしょうか…。 

 

<後編>へ続きます。 

 

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