物語のある生活

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『東京女子図鑑』第十話・代々木上原編「やっぱり、そういうこと?」

東京女子図鑑

第十話(21分)

 

第十話・代々木上原編『やっぱり、そういうこと?』

成り行きで何となく付き合っている年下の航平は、将来のビジョンもなく、綾に甘える子猫のような存在だが、綾の傷を少しだけ癒してくれている。

一方、美愛のアレンジメント教室で知り合った玲子から紹介された良輔という男は、地元コミュニティの中で生活水準の高さばかり語り何とも噛み合わない。

そんな日々の中で綾は気づく。

今まで築いてきた東京での自分の居場所は、自分の欲しかったものではないことを。

東京という過酷な街でどんなに頑張っても手に入れられないものが山ほどあるということを。自分の本当の居場所とは。。。

 (以下、感想・ネタバレあります)

 

前回はこちら

第九話・代々木上原編『私はおばさんになったか?』

 

 「日本の女って自立、自立って言ってるけど、

そこどまりじゃまだまだだと思うの。

女だって、男を養う覚悟が持てるかどうかだと思うの。」

物語冒頭で登場し、こちらへ語り掛ける女性。

 

え、誰!?

 

航平と何となく付き合っている綾。

(いつの間に付き合ってるのか?)

夢や目標を持たず、将来については“めんどくさい、何とかなるっしょ”

といった様子で特に考えていない航平。

 

そんな航平を心配しながらも、綾は玲子の紹介で

港区出身、赤坂に法律事務所を構える弁護士42歳の男性と食事へ。

この男性、「港区」って何回言うんだってくらい

「港区」を口にする。(笑)

そんな港区男に戸惑う綾。

 

港区男と一見さんお断わりの高級寿司店へやってきた綾。

「綾さん、僕が港区港区って言いすぎるって思ってますよね?

僕が言うには訳があるんです。」と

“港区コミュニティ”について語りだす良輔。

良輔は地方出身者が港区コミュニティに入ると苦労するから、

結婚は港区コミュニティで生活している人と考えていると話す。

 

帰宅した綾は航平が部屋で着ていた毛玉のできたパーカーを見て

新しいパーカーをプレゼントしようとしていた。

航平が喜んでくれるだろうと、いつもの店へ行く。

すると、そこには玲子が居た・・・

航平は綾の姿に驚きつつも

「玲子さんに買ってもらっちゃったんだ♪」と高級腕時計を見せる。

綾は「こんな高級腕時計、自分の為にだって買えない…」と

プレゼントを渡さずに店を後にする。

 

帰り道、ある人の言葉を思い出した綾。

「おまえみたいな女がどんなに頑張っても、

この読モの女にはかなわないんだよ。」

恵比寿編で登場した隆之の同僚の男性。(名前がわからない!)

彼は会社を辞めて四万十川のある村で職人することにしたらしい。

「俺みたいなエリートがなんでって思うよね。自然が俺を呼んでるから。」

この人面白い。(笑)

「おまえさぁ、東京って、まだキラキラして見えてる?」

 

渋谷のスクランブル交差点を見渡せるカフェで一人考える綾。

(↑真ん中左側の広告が「東京女子図鑑」になっていましたよ)

綾は実家へ帰ろうと母へ電話をかける・・・。

 

 

「東京女子図鑑」第十一話に続きます。

 

前回までのあらすじ等はこちら ↓ ↓ ↓

『東京女子図鑑』第九話・代々木上原編「私はおばさんになったか?」

 

監督:タナダユキ

主演:水川あさみ

主題歌:「トウキョウコンプリート」東京リリー&ローズ